2019年スタート! そして新年からトラブル集・・・

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2019年スタート! そして新年からトラブル集・・・

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2019/01/12 2019年スタート! そして新年からトラブル集・・・

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本年もJAMを宜しくお願い申し上げます。

 

昨年の今頃は、新社屋への引越しの真っ最中でした。

まだ、引越しの荷物整理も全て完了せずに、1年が過ぎてしまいました。。。。

 

 

 

お正月くらいは長期休暇を頂いて、実家へ帰省をしました。

帰路はフェリーを利用しているのですが、年々お客さんが増えてきているのを実感します。

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実家の近所の埠頭より、各方面へのフェリーが出航している為、10代の頃よりフェリーを使って、よくツーリングをしていました。

高速道路を自走するほうが早いですが、前日の夜に出航し、翌朝に到着するフェリーは寝ている間に移動してくれるので非常に便利です。

おまけにバイクは運賃が非常に安いです。

当時はフェリーに乗れば、必ずバイクが4~5台はいたので知り合いになり、目的地に到着後、分かれ道まで一緒に走ったりしたものです。

今でもそうですが、フェリーは750cc以上か、それ以下かで運賃が変わります。

二十歳になる時には限定解除をしていて、1200ccのバイクを所有していた自分は毎回、フェリー受付に車検証を持ってゆくのが少し優越感だった記憶があります。

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過去に非常識な首相が高速道路¥1000政策など行ったせいで、フェリー会社はどこも経営が瀕死の状態になり、倒産した航路もあります。

そして、高速道路は許容範囲を超えた車の量により、激しい交通渋滞を招く結果となりました。。。

震災時に潰れた陸路に変わって、海路でおまけに大量輸送が可能なフェリーが見直されるようになり、近年ではドライバー不足や効率の良い働き方を運送会社が取り入れる為に利用したり。

若い頃よりフェリーが身近だった自分にとっては、嬉しい限りです。

今は家族と一緒なので個室に泊まっていますが、独身の頃は必ず一番安い2等雑魚寝、色んな人と知り合いました。

 

 

 

 

新年から何を書きましょう・・・と悩んだのですが、逆に年初めに膿を出してしまって来年まで過ごしたいので、昨年のトラブル集にしようかなと。

今年は、こういうトラブルが少しでも減るようにという気持ちも込めまして、全部ではないですが思い切って載せます。

 

本当にヤバいトラブル集はあるのですが、こちらは相手の会社・ショップが特定される可能性があるのと、あまりにレベルの低いバイクのアフターパーツマーケット業界が浮き彫りになってしまうので・・・

軽いトラブル集で。

 

 

 

 

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ブレンボのレーシングキャリパーですが、巷ではとあるホンダ純正のキャリパーシールが使えるという情報があるようで、オーナーが流用を行ったとの事でした。

実際は・・・、ピストン径は同じですが、シールの幅が全く違います。

危険ですので、絶対にやめましょう。

 

 

 

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XJR1200、XJR1300のエンジンマウントをリジット化して、更に上に上げるKITを装着した車両です。

そのまま搭載位置を上方向に上げるのであれば、その目的や変化も分かるのですが。。。

前方マウントは変えず、そこを軸ににして後方を上げるので、クランクマスも狂いフロントスプロケ位置も前方&上方に移動してしまいます。

エンジン搭載位置はメーカの開発の方で、かなり綿密に設計されているものなので、迂闊に変えて良いものではありません。

そして、このKITの最大の難点は、ほぼ100%装着した車両のシリンダーヘッドがフレームに干渉しています。

触れているというレベルではありません。

 

 

 

 

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始動が悪という事で各部を調べてゆくと、画像のようにマイナス端子が溶けて酷いことになっていました。

オーナーが自分でバッテリーを交換したようで、交換の際に端子の締めが甘かったようです。

接点が少ない箇所に大電流が流れてしまうので、こういう事態になりました。

不幸中の幸いです。

これは一歩間違えると火災を招いてしまいます。

 

 

 

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とあるバイク屋さんの所有する車両です。

プラスのリード線がむき出しになっています。

ありえません。

 

 

 

 

 

 

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オーリンズ・グランドツインのアッパーマウントの錆、これは非常によく見かけます。

特に量販店での施工で多く見かけます。

取り付けに一手間加えましょう。

それだけで防げます。

もっと酷い状態のものが過去にあり、ピロ部がフレームに残ってしまって、取れなくなる事、多々あります。

 

 

 

 

 

 

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中古車でディーラー購入のドカティのフロントフォークです。

転倒などで、片側だけバラしてインナー交換などの過去があるのだと思われます。

これヤバイです。

片方、全く寸法の違うスライドメタルが組み込まれているのが画像で確認できると思います。

酷い作業です。

事故車仕上げの確信犯、しかも中途半端です。

 

 

 

 

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どこの製品かわかりません、酷い設計のキャリパーサポートです。

 

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何がダメかというと、キャリパーのピストン列まで考慮して設計していないので、装着するとパッドがディスクからはみ出ます。

画像では分かりにくいですが、下部のラインは斜めにはみ出ているので、ディスク径のミスでなく明らかに設計者の知識不足です。

これ、6POTキャリパーだと、キャリパー本体の下端がディスクに干渉してしまうレベルです。

説明書きに『キャリパーがいちばん外側にくる状態でボルトを締めて下さい。』と書き、穴径を大きく切削して逃げている製品も良くないです。

 

 

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本来はこうなってなければなりません。

今回は下部ですが、上部がこうなっている場合、パッドが減ってくると熱が篭ってしまい、ブレーキディスクが曲がってしまい危険です。

 

弊社で選ぶメーカーのものには、こういうトラブルは全くありません。

きちんと設計しているメーカー、もしくはワンオフ製作のみです。

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この車両は、このサポートを使用する限り、画像左のパッドのように下部を削って装着しなければなりません。

後日、ブレーキメーカーと話す機会があったので聞いてみたところ、けっこう、こういう状態になるテキトーな設計のサポートがあるようです。

名指しで教えてもらいましたが。。。

 

 

 

 

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他店、大型中古販売店で中古で購入して間もない車両です。

そこそこ高年式の車両で、タイヤだけは納車時に新品交換してもらったらしいですが・・・

フロントフォークのダストシールはご覧のようなヒビだらけ。

これではインナーチューブのメッキに深い傷を入れてしまいます。

倒立フォークのダストシール交換は全バラになってしまいますので、走行距離が少ない状態でもオーバーホールレベルの作業になります。

 

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同じ車両です。

ホワイトチェーンルブが塗布されており、一見納車前にきちんと整備してくれているのかと思います。

が、、、チェーンオイルを塗布するのはプレート部ではありません、ローラーの軸部分です。

何か違和感を感じるので、チェーンを洗浄したところ・・・

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錆だらけのチェーンでした。

ホワイトチェーンルブは、こうやって錆を隠せるのか・・・

この騙しのテクニックに、ある意味関心させられました。

 

これらのトラブルはどう考えても、店舗での車両保管状況が悪すぎです。

外に保管する時間が多かったのでしょうか?

 

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同じ車両です。

ブレーキパッドの上下左右が面取りされています。

今のご時世、品質が向上したので、パッドの面取りは不要です。

もし行うとしても、ローターが入ってくる方向の箇所、一箇所の面取りでOKです。

この削り方だと、あたり幅まで減らして、ローターの偏摩耗も引き起こします。

 

中古車は、よほど過去の素性がしっかりして定期整備されているいる車両でない限り、ダメな箇所を整備してゆくと新車価格と変わらなくなった!は高年式だと良くある話です。

未だに事故車を完全修復しないで店頭に並べているショップも多いです。

 

 

今年はこういうトラブルが見受けられる車両が少しでもバイク業界から減って欲しいものです。

 

 

 

 

 

 

ヴィプロスさんより、初荷が来ました。

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自動車業界への参入は遅かったですが、母体会社は超有名な『東洋化学商会』なので、製品が悪いわけがありません!

近年、ものすごい勢いで拡散中です。

製品はどれも素晴らしいですが、中でもガラスコーティング剤の『クリーン・イノベーター』は超お勧めです。

新年から愛車を綺麗にして頂きたいので、このクリーン・イノベーター240mlタイプを¥2000/本(税込)で販売します。

期限は今月いっぱいで、無くなり次第終了となります。

ご入り用の方は来店時に声をかけて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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